コーヒー豆の挽き方による味のちがい

自宅でハンドドリップする際に意識したい一つが、コーヒー豆の挽き方です。コーヒーミルはマニュアル然り、自動然り、挽き目によって味わいが変化します。ここでは、基本的な挽き目の知識と、挽き具合による実際の味のちがいをみていきます。

コーヒーには大きく分けて5種類の挽き具合があります。

・粗挽き　カルダモンをすり鉢ですったときのサイズに近い 3mmほどの粒子

・中挽き　少し大きめの粉も混じるが大方、細かい。サイズ感は、塩くらい

・中細挽き　ブラックペッパーくらい

・細挽き　きび砂糖やココナッツシュガーほど

・極細挽き　とにかく細かく、アーモンドプードルほど

（Chat GPTで例えじゃないのにあえてしてみた）

カリタ ナイスカットG. ホワイト 電動コーヒーミルを使用して、挽き具合による味のちがいをみていきましょう。ナイスカットGは、16段階挽きめが調整できます。今回、6パターンで行いました。

挽き具合　荒いほど、抽出しやすい。細かいと、湯溜まりやすくて難しい。

味と色　荒い方がコーヒー成分の抽出が緩やかで色は薄い。細かいと、成分がしっかり出ている味がし、色は濃い。飲み比べてみるとよくわかる。挽きめ4.5と5でもそのちがいはある。

どの挽きめにするかは、お好み次第なところですが、コーヒーの種類ごとにや、そのときの飲みたい印象に合わせて変えてみても面白いです。例えば、アメリカンな気分なら、気持ち荒めで、など。

ちなみに挽き具合の仕組みは、臼式だと臼の隙間の間がメモリをずらすことで狭くなったり広がったりして、挽き具合を変えています（カリタ ナイスカットG. ホワイト 電動コーヒーミル使用）。

ご自宅にコーヒーミルがある方はすでに知っているかもしれません。挽きたて、淹れたてがハンドドリップのコーヒーの基本かなと思います。まとめて挽いてストックすることは、鮮度が落ちてしまうので、おすすめしていません。

また、使用するミルが電動もしくは手動であるかも気になるところです。どちらもある程度のミルだったら精度に違いがないと思います。

コーヒー豆の挽き方ひとつで、同じ豆の味わいが変化（へんげ）します。ぜひ、ご自分に合う挽き具合を見つけてみてくださいね。

また、ハンドドリップをする際には、挽くという準備段階を含めて、ぜひ今ここという意識で香りや粉の様子など、瞬間瞬間を味わってみてください。思考を手放す良い機会になります。